雇止めに対する判断理由の合理性
(重要文言)
再任の業績審査は、大学教員としての適格性の判断という性質上、本件大学の専門的裁量的な判断に委ねざるを得ない
判断過程に著しく不合理なものがない限り、雇止めの合理的理由が肯定されると解するのが相当
(事件概要)
助教として、期間を定めて雇用されていたが雇止めとされたXが、平成25年3月末の任期満了によりなされた雇入止めを違法と主張
3年の期間を定めて採用
33名中Xを含む16名は本件基準を満たしていなかったが、そのうち13名は人気更新された。
定年の定めのある職員就業規則が適用され、職員給与規程が適用される。
再任希望者33名のうち30名が再任されており、X自身、過去2回の再任を得ていることから、更新に合理的期待を認める。
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