職種限定契約者の解雇
(考察)
自分の責任で免許が取消となった場合には、それによる懲戒としての解雇は認められる可能性はあるかもしれないが、それ以外については、解雇は認められる可能性は低いと考えられる。
(参考文言)
職種限定契約
前者 :使用者が本人の同意なく一方的に労働条件や職務内容の異なる他の職種に変更することができるか?
後者 :使用者が解雇などにより契約を打ち切ることができるか
一般的には
職種が格別高度の専門性を有しないものであれば、いずれも否定される
高度の専門性を有するものであれば、その資格などに着目して労働契約を締結すれば、合理的意思と考えられるから、前者は否定され、後者は肯定される。
交通事故の後遺症により普通自動車第二種免許を喪失
就業規則に定める「免許取り消しとなり、タクシー、ハイヤー乗務員としての業務ができなくなったとき」との普通解雇規定は、帰責的・懲戒的な要素を考慮したもの
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